皆さんこんにちは!
スタイリストの菊地です。
本日のブログも前回に引き続き、洋服の素材についてです。
前回のブログではシルク素材の歴史や特徴について
お伝えしてきました。
本日はそんなシルク素材の洋服を着る上での注意点をお伝えしていきたいと
思います。
それでは本日もいきましょう!!
・シルク素材の注意点
シルクはとてもデリケートな素材なので
次のような点には注意しましょう。
①シミになりやすい
→雨や汗はシルクの大敵です。
汗や雨に濡れることにより、染料や加工剤が水分によって
周囲に広がってしまったり、濡れた部分の繊維が膨らみ、光が
乱反射して光沢が変化をしてシミに見えます。
よって雨の日の着用は出来るだけ控えましょう。
もし水滴が付いた時にはすぐにハンカチなどで水分を吸い取ることが
大切です。
シミになった場合は、シミの部分にスチームアイロンを当てたり
洋服全体を水に漬けこんで自然乾燥することで修正可能だとも言われています。
しかし、かえってシミを目立たせてしまったり、縮んだり全体的に風合いの変化を
起こす危険性が高いので、あまりおすすめは出来ません。
出来るだけすぐにクリーニング店に相談することが大切です。
②スレが発生しやすい
→濡れた状態で着用を続けるとスレて白っぽくなることがあります。
シルクは水分を吸収すると繊維が膨らみ、この状態の時にこすられると
毛羽立ってしまいます。
したがって濡れた状態での着用を続けることは危険です。
また汗をよくかくときの着用も出来るだけ控えましょう。
③紫外線に弱く、日焼けしやすい
→直射日光、蛍光灯に長時間当てること
日焼けをしてしまうので保管場所には注意しましょう。
シルクはタンパク質である18種類のアミノ酸で出来ているのですが
紫外線に当たることでその一部が黄色い物質に変化すると言われています。
特にブルーやパープル系は変色しやすく、白は黄ばんでしまいます。
また淡色系のシルクも色あせすることがあります。
保管の際は湿気の少ない洋服ダンスにしまい、窓際での
保管は避けましょう。
いかがでしたでしょうか?
洋服を大切に、そして長期的に使うには素材の注意点を
知っておくことがとても大切になります。
特にシルク素材はデリケートな素材だけに日々の使い方や
保管方法を知っているか知らないかで大きく消耗度が変わってきます。
そして実はシルク素材の注意点はまだあります。
そちらは次回のブログでお伝えしていきます。
本日もありがとうございました。
ではまた!!
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