こんにちは、ファッションスタイリストジャパンの吉川です。
穏やかな日差しに、涼やかな風が吹く春の陽気になってきましたね。
少しずつ温かくなってきたとはいえ、まだTシャツ1枚では寒い。
かといって、もう秋冬の長袖では暑苦しいし、第一重たい感じがする。。。
そんな悩みをお持ちのあなたにピッタリなのが春ニットです。
ニットというと温かいセーターというイメージが強く、
「それって寒いときに着るものでしょ?」と思う方も多いはず。
「ニット(knit)」とは編み物の総称であり、セーターはその内の1種になります。
1本の糸でループを作りながら編まれた生地のことです。
マフラーや靴下、帽子や下着なども、編まれた生地であればニットと呼びます。
最近ではごく薄く目が粗く編まれた、夏用のサマーニットなども存在します。
今日はこの春お役立ちのニットをご紹介したいと思います。
・春ならではのミドルゲージニット
ニットは編み物全般を指すということはお話ししましたが、
編地によっていくつかの呼び名があります。
①ハイゲージ・ニット
②ローゲージ・ニット
③ミドルゲージ・ニット
ゲージとは、編み機の針の密度、
1インチ(通常1インチ=2.54㎝)間の編み針の本数のことを言います。
・ハイゲージ・・・12~20ゲージ以上
・ローゲージ・・・1.5~7ゲージ
・ミドルゲージ・・・8~11ゲージ
と、細かく数字も決まっているようですが
わざわざ細かく1インチの間の編みの数を数えていく。
なんてことをしていてはキリがありませんので、
大まかな見分け方をイメージ写真で記載します。
ハイゲージ⇒
非常に目が細かく、ほとんど編み目が見えませんね。。。
目が詰まっているので保温性もありますし、
薄くても透けることは少ないです。
エレガントでややフォーマルな印象を受けるニットです。
ローゲージ⇒
かなりザックリとした編み目が特徴です。
糸自体は太いのですが、編みが粗めなので
手を内側からかざすと肌が見える程度の編みです。
カジュアルな印象を受けるニットと言えます。
ミドルゲージ⇒
編み目の大きさも、フォーマルかカジュアルかの印象も
ハイゲージとローゲージの中間と言えるでしょうか。
写真でも編み目は確認できますが、
ハイゲージほど細かくはなく、ローゲージほど粗くもない。
そんな感触を見てとって頂けたら幸いです。
春から夏にかけては、このミドルゲージを活用しまくることができます。
・ミドルゲージならニット1枚でも様になる!
こちらの写真のようにミドルゲージニットは
1枚で着ても、とても様になります。
素材は綿や麻など吸湿性が高く、
熱を発散してくれるような天然素材が望ましいです。
直に着てもチクチクしない肌触りのよいものを選ぶと
重ね着も単品使いもできて、汎用性が高まります。
デニムにローファーでさらりと着こなしてみると、
シンプルなスタイルで軽快ながらも
グッと大人のオシャレへと格上げしてくれます。
また、寒の戻りで冷え込んだ時には
シャツの上から重ねてもエレガントです。
もちろん、その上から更にジャケットを羽織ってもOK。
毎日の気温が変化する春先だからこそ、服選びに悩む。
そんなあなたの強い味方になること間違いなしの1枚です!
是非、クローゼットに加えてみてはいかがでしょうか?
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